そこそこお年を召されているようだが、それを感じさせないルックス
同期から部下に対してはダミ声、上司に対しては素っ頓狂なほど声が高くなる
典型的な日本人なのだろう
弱い相手にはとことん強いが強い相手にはてんで弱くなってしまう
わかり易く、憎めないキャラであった
出向先の給食課でもその天然ぶりを見事にカマしてくれた
大事な配膳の際、ヤラレちゃんは課長と直属上司である井村と三人で対応にあたったのだった
全く興味の無い業務にいつしかアルファ波が発生し、ヤラレちゃんは立ったまま居眠りをコカし始めた!!
それに気づいて時折舌打ちを始める課長
流石に気を使う井村は声をかける
「どうした?ヤラレちゃん。ギブか?ギブか?ギブか?ギブか?」
エールを送ったつもりだったのだが・・・・
白目向いて体を痙攣させながら
「ギ、ギブです。」
とストレートに返事したものだから、さあ大変!!
「まだまだ大丈夫です。」ぐらいのことが言えれば・・・
ついに堪忍袋の緒が切れた課長が絶叫する!!
「バカヤロー!!もう、帰れ!!」
「わかりました。帰ります。」
と、そのまま帰宅!!
あわわわわわ
やっぱ、KYなのか!?
そしてとにかく、この人はやられっぷりが凄まじい!!
毎週月曜の見回りでも社長こしゅKKYは狙ってヤラレちゃんに厳しくあたったものだ
30〜40分程の詰問が続いた ヤラレちゃんは何も答えられていない
しびれを切らしたこしゅkkyが
「何だ?お前の言ってることはさっぱりわからん。この顧客はどうなっている?ちゃんとわかり易く説明しろヤラレちゃん!!」
と、トドメを刺さんとする
そこで、ヤラレちゃんは
「ステイブルです。」
と返事を出す
静まりまくる場内・・・
「そ、そうか。落ち着いているのなら、それでいい!!
と匙を投げたのか?こしゅKKY!!
今までの時間は一体何だったのだろう!?
その場にいた人間たちは全てが凍ったまま呆れ顔だった・・・










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